膝の再生医療の費用は保険適用?種類と料金目安・注意点を解説
- 真吾 保田
- 2 時間前
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膝の痛みが続き、再生医療を検討しているものの、「費用はいくらかかるのか」「健康保険は使えるのか」と気になる方もいるでしょう。膝の再生医療にはPRP療法や培養幹細胞治療、自家培養軟骨移植術などがあり、治療法によって費用や保険適用の扱いが異なります。
また、治療費だけでなく、初診や画像検査、治療後の通院などに費用がかかる場合もあります。当記事では、膝の再生医療にかかる費用の目安や保険適用の有無、治療前に確認しておきたい注意点について解説します。
【この記事はこんな方におすすめです】 ・膝の再生医療にかかる費用の目安を知りたい方 ・PRP療法や培養幹細胞治療の料金を比較したい方 ・膝の再生医療に健康保険が適用されるか知りたい方 |
膝の再生医療の費用は保険適用になる?

膝の再生医療は、PRP療法や幹細胞治療など多くの治療が自由診療にあたり、公的医療保険は基本的に適用されません。そのため、治療費は原則として全額自己負担となり、自由診療の費用は医療機関ごとに設定されています。
ただし、自家培養軟骨移植術に用いる「ジャック」は、2026年1月1日から、変形性膝関節症でも保存療法で症状が改善せず、軟骨欠損面積が2cm²以上など一定の条件を満たす場合に保険適用となりました。
なお、保険適用外の再生医療であっても、治療を目的として支払った費用は医療費控除の対象となる場合があります。申告に備えて領収書を保管し、対象範囲や申告方法に不明点がある場合は、税務署などに確認しておくと安心です。
(出典:厚生労働省「医療機器の保険適用について」)
膝の再生医療の種類と費用の目安
膝の再生医療には複数の治療法があり、治療内容によって費用の目安も異なります。ここでは、代表的なPRP療法、培養幹細胞治療、自家培養軟骨移植術について、それぞれの特徴と費用を紹介します。
PRP療法
PRP療法は、患者自身の血液を採取して遠心分離し、血小板を多く含む血漿(PRP)を抽出して膝関節へ注射する治療です。血小板には、組織の修復や炎症の調整に関わる成長因子が含まれており、その働きを利用して膝の痛みや炎症の改善を目指します。採血から治療まで自身の血液を使用し、外科手術を行わず注射で治療できる点も特徴です。
治療法 | 費用の目安 |
PRP治療 | 1回 19,000円 |
高濃度PRP治療 | 1回 110,000円 |
PRP-FD治療 | 1回 165,000円 |
(出典:大阪梅田セルクリニック「PRP治療」)
大阪梅田セルクリニックでは、通常のPRP治療のほか、血小板濃度を高めた高濃度PRP治療や、PRPから成長因子を抽出・濃縮したPRP-FD治療を行っています。いずれも血液由来の成分を活用する治療ですが、成分の調製方法や処理方法が異なるため、料金にも差があります。
培養幹細胞治療
培養幹細胞治療は、患者自身の腹部や太ももなどから少量の脂肪を採取し、そこに含まれる幹細胞を取り出して培養・増殖させ、膝関節内へ注入する治療です。幹細胞には炎症を抑える働きや、損傷した組織の修復を促す働きがあると考えられており、変形性膝関節症などによる痛みや腫れの改善を目指します。
治療法 | 費用の目安 |
培養幹細胞治療・片膝(細胞数1億個以上) | 660,000円 |
培養幹細胞治療・両膝(細胞数1億個以上) | 770,000円 |
(出典:大阪梅田セルクリニック「培養幹細胞治療」)
大阪梅田セルクリニックでは、採取した脂肪から取り出した幹細胞を施設で培養し、十分に増やしてから関節へ注入します。治療は入院を必要とせず、脂肪採取と幹細胞の注入を別日に行うのが特徴です。
自家培養軟骨移植術
自家培養軟骨移植術は、患者自身の膝から少量の軟骨を採取し、取り出した軟骨細胞をアテロコラーゲンゲルと混合して約4週間培養した後、損傷した軟骨部分へ移植する治療です。手術は軟骨採取と移植の2回行います。自身の組織から作製するため拒絶反応が起こりにくく、比較的大きな軟骨欠損にも対応できる点が特徴です。
2026年1月からは、変形性膝関節症についても、一定の要件を満たすと健康保険が適用されます。保険診療では、手術料や入院料などを含む自己負担額は数十万円程度が目安ですが、年齢や年収、入院期間によって異なります。高額療養費制度の対象となる場合もあります。
膝の再生医療にかかる費用の種類

膝の再生医療では、治療そのものの費用に加えて、診察や検査などの費用が発生する場合があります。総額を把握するためには、治療費だけでなく、受診前後にかかる費用も確認しておくことが重要です。
■初診料 初回の診察では、症状や既往歴、膝の状態などを確認します。自由診療のクリニックでは初診料が別途設定されている場合があり、数千円程度が目安です。 ■MRI・レントゲンなどの検査費用 治療の適応や膝関節の状態を確認するため、MRIやレントゲンなどの画像検査を行う場合があります。検査内容や保険適用の有無によって自己負担額は異なります。 |
他院で撮影したMRI画像やレントゲン画像がある場合は、初診時に持参できます。検査の必要性によって費用が変わるため、受診時に確認しておくと総額を把握しやすくなります。
膝の再生医療の費用に関する注意点
膝の再生医療は、手術以外の選択肢として、痛みの軽減や組織の修復を目指せる点がメリットです。一方、費用や保険適用の条件などには注意が必要です。ここでは、治療を検討する際に確認しておきたいポイントを解説します。
医療機関によって料金が異なる
膝の再生医療は自由診療が中心であり、医療機関がそれぞれ料金を設定しているため、同じ治療法でも費用に差が出ることがあります。特に幹細胞治療では、投与する細胞数や回数、検査内容、細胞の採取・培養方法などによって料金が変わります。
比較する際は、表示されている金額だけで判断せず、初診料や検査費、細胞採取・培養費、投与費、経過観察費などが含まれているか確認することが大切です。治療内容と費用の内訳を確認した上で検討しましょう。
期待できる効果には個人差がある
膝の再生医療は、治療を受ければ必ず同じ効果が得られるわけではなく、症状の程度や年齢、関節の状態などによって効果の現れ方に個人差があります。また、効果が出るまでの期間や必要な治療回数も人によって異なります。複数回の治療が必要になれば、その分費用も増える可能性があります。
そのため、提示された1回分の料金だけで判断せず、想定される治療回数や通院期間も含めて総額を確認することが大切です。期待できる効果や費用について、治療前に医師から十分な説明を受けておきましょう。
治療後の通院を含めた費用を確認する
膝の再生医療では、治療を受けた後も経過観察や再診のために通院が必要になる場合があります。自由診療では、初回の治療費とは別に再診料や検査費、追加治療費などが発生することもあるため、治療後まで含めた総額を確認することが重要です。
料金を確認する際は、提示額に経過観察や再診が含まれているか、追加の検査や治療が必要になった場合に別料金となるかも確認しましょう。通院回数や治療期間も合わせて把握すると、費用の見通しを立てやすくなります。
保険適用の有無を事前に確認する
膝の再生医療は自由診療となる治療が多く、PRP療法や培養幹細胞治療では、原則として治療費を全額自己負担します。一方、自家培養軟骨移植術のように、疾患や症状など一定の要件を満たすことで健康保険が適用される治療もあります。
保険適用の有無によって自己負担額は大きく変わるため、検討している治療が保険診療と自由診療のどちらに該当するかを事前に確認しましょう。また、保険適用には対象となる疾患や治療条件が定められているため、自身が要件を満たすか医療機関へ確認することも重要です。
まとめ
膝の再生医療には、PRP療法や培養幹細胞治療、自家培養軟骨移植術などがあり、治療方法によって費用は大きく異なります。PRP療法や培養幹細胞治療は基本的に自由診療ですが、自家培養軟骨移植術は一定の要件を満たす場合に健康保険が適用されます。
また、実際に必要となる費用を考える際は、治療料金だけでなく、初診料や画像検査費、治療後の再診や追加治療にかかる費用も含めて確認することが大切です。自由診療では医療機関ごとに料金設定や費用に含まれる内容が異なるため、治療内容や想定される通院回数、保険適用の有無について事前に説明を受け、納得した上で治療を検討しましょう。




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