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膝へのヒアルロン酸注射の料金相場|保険適用の有無と治療期間


しゃがむと膝が痛いときは何科に受診する?痛みの原因や治療法

ヒアルロン酸注射は膝の痛みに対する治療法として、変形性膝関節症などに広く用いられています。手術を避けて痛みを軽減できる選択肢として注目されていますが、費用や治療期間、効果の持続性について不安を感じる方も少なくありません。また、何回治療を続ける必要があるのか、総額でいくらかかるのかも気になる方もいるでしょう。


当記事では、膝のヒアルロン酸注射の基本や料金相場、治療期間の目安、効果的な疾患、注意点、効果が感じられなくなった場合の対処法などを解説します。

【この記事はこんな方におすすめです】 ・膝のヒアルロン酸注射の料金相場を知りたい人

・変形性膝関節症で治療法を検討している人

・ヒアルロン酸注射を何回続ける必要があるか知りたい人


膝の治療法「ヒアルロン酸注射」とは?


しゃがむと膝が痛い原因

ヒアルロン酸注射とは、膝関節の中にヒアルロン酸を注入し、関節の動きをなめらかにする治療法です。膝関節の滑液にはヒアルロン酸が含まれており、加齢や疾患によってヒアルロン酸の量が減少すると骨同士が摩擦することで痛みが生じます。ヒアルロン酸注射によって関節内の潤いを補うことで、膝のこわばりや痛みの軽減、動かしやすさの改善が期待できます。


手術に比べて体への負担が小さい一方、効果の出方には個人差があり、症状の進行具合によっては十分な改善が得られないこともあります。そのため、運動療法や減量指導、薬物療法などと組み合わせて行われることも多い治療法です。



ステロイド注射との違い


ヒアルロン酸注射とステロイド注射の大きな違いは、目的と効き方です。ヒアルロン酸注射は、膝関節内の潤いを補って動きをなめらかにし、痛みや動かしにくさの改善を目指す治療です。一方、ステロイド注射は、関節内の炎症を抑えて痛みを短期間やわらげる目的で行われます。ヒアルロン酸注射は関節機能の補助に向き、ステロイド注射は腫れや熱感を伴う痛みを早く抑えたい場面で使われます。


どちらも膝の治療で用いられる治療法ですが、症状や炎症の強さによって向き不向きが異なるため、医師が状態を見ながら使い分けることが一般的です。



膝へのヒアルロン酸注射の料金相場


ヒアルロン酸注射は、変形性膝関節症などで健康保険が適用されることが多い治療です。費用は医療機関や使用する製剤の種類、注射する部位、自己負担割合によって異なりますが、一般的な目安として、3割負担では両膝で1回あたり1,500〜2,000円程度、75歳以上などの1割負担では1回あたり1,000円程度で受けられることがあります。


健康保険が適用される場合でも、注射そのものの費用だけで総額が決まるわけではありません。診察料や検査料、処方箋料などが別途かかる場合もあるため、実際の支払額は想定より高くなることがあります。費用面に不安がある場合には、あらかじめ窓口に確認しておくとよいでしょう。


膝へのヒアルロン酸注射を続ける期間の目安



膝へのヒアルロン酸注射は、1回で永久的な効果が続く治療ではなく、関節内で徐々に減っていくため、症状に応じて継続が検討されます。一般的には、治療開始時に週1回の注射を5回ほど行い、関節内の状態を見ながら必要な量を補っていく方法がよく用いられます。


ただし、全員が同じ期間続けるわけではなく、痛みの程度や動かしにくさ、日常生活への影響によって継続の判断は異なります。効果の感じ方や持続期間にも個人差があるため、自己判断で回数を決めるのではなく、医師が膝の状態を確認しながら注射の間隔や継続期間を調整していくことが大切です。症状が落ち着いている場合は、ほかの治療法とあわせて経過を見ることもあります。



膝へのヒアルロン酸注射が効果的とされる疾患


膝へのヒアルロン酸注射が効果的とされる代表的な疾患には、半月板損傷と変形性膝関節症があります。半月板損傷では、傷んだ半月板の影響で関節内の摩擦が増え、動作時の痛みが出ることがあります。ヒアルロン酸注射は関節内の潤いを補い、動きをなめらかにすることで、痛みの軽減を目指す保存療法の1つです。


変形性膝関節症では、軟骨のすり減りによって関節の滑りが悪くなり、痛みやこわばりが起こります。ヒアルロン酸注射で関節の滑りを補うと、歩行時の負担をやわらげ、膝の曲げ伸ばしをしやすくする効果が期待できます。どちらも症状の改善を目的に行われますが、引っかかりや強い腫れがある場合は別の治療が優先されることもあります。



膝へのヒアルロン酸注射に関する注意点


膝へのヒアルロン酸注射を受ける際は、治療の特徴と注射後の過ごし方を理解しておくことが大切です。痛みの軽減が期待できる一方で、知っておきたい注意点もあります。主なポイントは次のとおりです。


■効果はあくまでも一時的

ヒアルロン酸注射は、膝関節の動きをなめらかにして痛みをやわらげる治療ですが、傷んだ軟骨そのものを元に戻す治療ではありません。症状を抑える目的で行われるため、効果が永続するわけではなく、状態によっては改善の実感に差が出ることもあります。


■継続すると効果を感じられなくなる

同じ治療を続けても、膝の状態の変化や症状の進行によって、以前ほど改善を実感しにくくなることがあります。ヒアルロン酸注射だけで対応し続けるのではなく、運動療法や体重管理、ほかの治療法も含めて見直すことが重要です。


■注射後は運動と入浴を避ける

注射当日は、激しい運動や長時間の入浴を控えることが一般的です。関節内に刺激が加わると、痛みや腫れが強まるおそれがあるためです。医療機関によっては、当日はシャワーのみにとどめるよう案内される場合もあります。


また、注射当日は喫煙も控えるよう案内されることがあります。注射後の注意事項は医療機関によって異なるため、帰宅後の過ごし方も含めて、当日は必ず説明内容に従いましょう。



膝のヒアルロン酸注射の効果が感じられなくなった場合の対処法



膝のヒアルロン酸注射で効果を感じにくくなった場合は、同じ治療を続けるだけでなく、膝の状態に合わせて治療方針を見直すことが大切です。痛みの原因や関節の傷み具合によって、次のような選択肢があります。


■手術を検討する

変形性膝関節症では、保存療法で改善が乏しいときに手術が検討されます。代表例として、関節鏡視下手術、骨切り術、人工膝関節置換術などがあり、痛みの原因や進行度、年齢、生活状況に応じて選ばれます。関節の変形が進んでいる場合は、人工関節によって痛みの軽減や歩行機能の改善を目指すこともあります。


■再生医療を検討する

PRP療法や幹細胞を用いた治療などの再生医療が選択肢になる場合もあります。自分の血液や細胞を利用して、炎症の軽減や機能改善を目指す考え方ですが、適応や費用、期待できる効果には幅があります。自由診療になるケースもあるため、治療内容を十分に確認した上で判断する必要があります。


治療法の見直しでは画像検査や症状の再評価も重要です。自己判断で注射を続けるのではなく、整形外科で現在の膝の状態を確認し、納得できる治療法を選びましょう。



まとめ


膝へのヒアルロン酸注射は、関節内の潤いを補って動きをなめらかにし、痛みやこわばりの軽減を目指す治療法です。変形性膝関節症や半月板損傷などで行われ、健康保険が適用されることもあります。費用は自己負担割合や医療機関によって異なり、治療開始時は週1回程度で続けることがあります。


ただし、効果は永続的ではなく、継続しても改善を感じにくくなる場合があるため注意が必要です。注射後は運動や入浴を控え、十分な効果が得られないときは、手術や再生医療などほかの治療法も含めて、医師と相談しながら自分に合った方針を検討することが大切です。治療内容を理解し、無理なく続けられる方法を選びましょう。





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監修医師

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保田 真吾 医師

京都大学でアルツハイマー病などの神経変性疾患の病態解明と治療法の開発に取組み、医学博士を取得。また、准教授として再生医学の応用研究に従事し、国際的評価の高い学術誌に研究成果を発表してきた。整形外科医としては、人工関節置換術や膝関節鏡手術を数多く経験。公的病院にて医長や副院長、院長代行などを務め、病院全体を管理する仕事にも携わってきた。


臨床医として勤務しつつも、再生医学の臨床応用については常に研究しており、実用段階となった再生医療の症例を4000例以上経験。再生医療の長所、短所を知り尽くし、理想の関節治療を実現するため、大阪梅田に新規クリニックを開設する決意をした。「和顔愛語 先意承問」の精神で、丁寧な診察を心がけている。

​【経歴】

京都大学医学部大学院修了 

京都大学助教授(准教授)

市立舞鶴市民病院 副院長・院長代行

国立病院機構 舞鶴医療センター 医長

公益財団法人 丹後中央病院 部長

医療法人社団活寿会 理事長

大阪ひざ関節症クリニック 院長

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック 院長

​【専門医など】

京都大学医学博士

日本専門医機構認定  整形外科専門医

リウマチ財団登録医

臨床内科専門医/糖尿病療養指導医

日本医師会認定産業医

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