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雨がふると膝が痛くなるのはなぜ?

更新日:3月10日



原因としては、低気圧による組織の膨張、ヒスタミン、アドレナリンの関与がありそうです。


雨が降るときには、低気圧になっていると考えられます。

気圧が低くなると、人間のからだは膨張し、膝関節内および膝周囲の組織が拡張し、膝組織内の体液が増加します。これにより神経末端の痛みセンサーに過剰な圧力が加わり、痛みを引きおこすと考えられます。


また、低気圧になると炎症を起こすことが知られるヒスタミンが増加することが分かっており、痛みを増強します。


さらに、低気圧になると内耳にあるセンサーが気圧の変化を感知し、前庭神経が過剰に興奮して自律神経のバランスがくずれ、交感神経が優位となり、アドレナリンを分泌させて痛みを感じやすくすると考えられます。


天気が悪く痛みがつらい時には、無理をせずに歩きすぎないことが大切です。また膝の痛みに対しては、湿布や鎮痛剤が効果的な場合があります。

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監修医師

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保田 真吾 医師

京都大学でアルツハイマー病などの神経変性疾患の病態解明と治療法の開発に取組み、医学博士を取得。また、准教授として再生医学の応用研究に従事し、国際的評価の高い学術誌に研究成果を発表してきた。整形外科医としては、人工関節置換術や膝関節鏡手術を数多く経験。公的病院にて医長や副院長、院長代行などを務め、病院全体を管理する仕事にも携わってきた。


臨床医として勤務しつつも、再生医学の臨床応用については常に研究しており、実用段階となった再生医療の症例を4000例以上経験。再生医療の長所、短所を知り尽くし、理想の関節治療を実現するため、大阪梅田に新規クリニックを開設する決意をした。「和顔愛語 先意承問」の精神で、丁寧な診察を心がけている。

​【経歴】

京都大学医学部大学院修了 

京都大学助教授(准教授)

市立舞鶴市民病院 副院長・院長代行

国立病院機構 舞鶴医療センター 医長

公益財団法人 丹後中央病院 部長

医療法人社団活寿会 理事長

大阪ひざ関節症クリニック 院長

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック 院長

​【専門医など】

京都大学医学博士

日本専門医機構認定  整形外科専門医

リウマチ財団登録医

臨床内科専門医/糖尿病療養指導医

日本医師会認定産業医

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