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執筆者の写真真吾 保田

膝痛ドクターによる分かりやすい膝の話「MRI検査の有用性」

更新日:8月7日




MRI検査は、ひざの一番詳しい検査ですが、レントゲン検査とは何が違うのでしょうか。レントゲンは骨が良く見える検査です。骨の他には石灰化や手術の時に使った金属が見えます。しかし、軟骨や半月板は見えないのです。


MRI検査では軟骨や半月板、筋肉や滑膜、関節液のたまり方など、膝の中の様子が良く分ります。軟骨のすり減りの程度、半月板が裂けている様子、骨が傷んでいる様子が詳しく分かるのです。MRIをとれば痛みの原因が膝の中のどの部分にあるかが分かります。


大きく分ければ、①軟骨の摩耗・損傷 ②半月板の変性・損傷 ③骨髄浮腫・骨壊死 ④靱帯損傷 ⑤関節内遊離体(関節ネズミ)が痛みの原因となります。原因がはっきりすれば、適切な治療法を考えることが出来ます。変形性膝関節症の専門的な治療をおこなうにはMRIはとても大切な検査なのです。



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