膝痛ドクターによる世界で一番わかりやすい ひざの話④

更新日:4月30日

レントゲンだけで変形性膝関節症と診断できますか?



      右膝 人工膝関節            左膝 変形性膝関節症  


 膝痛の原因として最も多いのは、中高年でいえば変形性膝関節症です。膝が痛い時に出来る一番詳しい検査と言えば、MRIであることは間違いありません。MRI検査をすれば、軟骨の厚み、半月板の傷み具合、骨の傷んだところが詳しく分かります。変形性膝関節症の状態を詳しく調べることが出来ます。


 それでは、レントゲン検査で変形性膝関節症の診断は出来るのでしょうか。上の写真を見てください。向かって左側が右膝ですが、人工関節の手術をした後です。左ひざは明らかに内側の隙間が狭くなっています。軟骨はレントゲンに写りませんから、隙間がへっていると軟骨がすり減っていることが分かります。また骨が変形しているのが分かります。軟骨がすり減って、骨が変形している、これはまさに変形性膝関節症の特徴です。レントゲンだけでも変形性膝関節症と診断出来るのです。


 変形性膝関節症の診断は画像だけでおこなうものではありません。膝痛がどれだけ強く出ているか、膝の腫れの具合、膝関節の可動域、日常生活のどんな動作で膝が痛いか、などを総合して診断します。膝痛専門のドクターであれば、丁寧な問診と視診と触診をおこなえばレントゲンだけで十分、変形性膝関節症を診断出来るのです。


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MRI検査は、ひざの一番詳しい検査ですが、レントゲン検査とは何が違うのでしょうか。レントゲンは骨が良く見える検査です。骨の他には石灰化や手術の時に使った金属が見えます。しかし、軟骨や半月板は見えないのです。 MRI検査では軟骨や半月板、筋肉や滑膜、関節液のたまり方など、膝の中の様子が良く分ります。軟骨のすり減りの程度、半月板が裂けている様子、骨が傷んでいる様子が詳しく分かるのです。MRIをとれば痛