膝が痛くなる理由
膝が痛いと感じる人は年齢とともに増加し、65歳以上では半分以上の方が膝の痛みを感じています。膝痛は多くの人が経験するありふれた症状です。その原因の大部分は変形性膝関節症です。変形性膝関節症は女性に多い病気で、どんどん増え続けており、その数は全国で3000万人に上ると言われています。
増えているのは、寿命が延びたことが一番の理由と考えられます。人間のひざは50年しか持たないように出来ているのです。高齢になると、軟骨や半月板がもろくなるため、すり減って出来た摩耗粉によって滑膜に炎症が起きやすくなり、これが変形性膝関節症の痛みの原因となります。もちろん80歳になっても膝が痛くない人もいます。変形性膝関節症が進行するのには、生活様式や肥満が大きく関係しているのです。膝痛は生活習慣病でもあるのです。
膝に違和感を感じるようになったら、まずは膝を専門とする医師の診察を受けることが大切です。正しく対処すれば変形性膝関節症の進行を遅らせることが出来ます。自己流の対処法では進行を早めることがありますから、注意が必要です。
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