慢性疼痛治療
慢性疼痛治療
慢性疼痛治療
腰痛・肩こり・関節痛・手足のしびれなどの慢性疼痛に対して、脂肪幹細胞を静脈内に点滴します。ご自身の脂肪幹細胞を投与するため、アレルギー反応などの副作用の心配が少ない治療法です。
幹細胞は慢性的に炎症を起こしている組織や、過敏になっている末梢神経障害部位に付着する性質を持っています。点滴により体内に投与された幹細胞は、血管の新生や傷ついた組織修復を促すことにより、しびれ・痛みなどの症状や、運動機能を改善します。脂肪幹細胞による慢性疼痛治療は従来の治療法とは異なる機序で、痛みを緩和すると考えられています。
従来の標準治療である、内服治療や神経ブロック、認知行動療法では、治療困難な慢性疼痛に対して、幹細胞治療は症状を改善する可能性があります。「痛み」に関する大規模調査 「Pain in Japan 2010」によると、慢性疼痛の原因の多くは、筋骨格神経系の痛みであり、整形外科で扱う疾患です。慢性疼痛にお悩みのかたは、一度当院にご相談ください。
慢性疼痛とは
慢性疼痛とは、数カ月間から数年間にわたって持続したり再発を繰り返したりする痛みです。以下のいずれかに当てはまる痛みは慢性疼痛とみなされます。
①3カ月以上続く
②痛みのもともとの原因になったけがや病気がなくなった後も、1カ月以上続く
③数カ月から数年にわたって再発と消失を繰り返す
④慢性疾患(がん、関節炎、糖尿病、脳卒中後遺症、線維筋痛症など)または治らないけがに伴うもの
日本成人の 4 人に 1 人は慢性的に「痛み」を抱えています。慢性疼痛を保有する患者数は成人人口の 22.5%に相当し、約 2,315 万人存在すると推計されています。
(MSDマニュアルより)
慢性疼痛患者の実態
①痛みの病名・症状:慢性疼痛の原因となっている病名・症状は、腰痛(55.7%)、四十・五十肩、肩こり(27.9%)、頭痛・片頭痛(20.7%)
③痛みに関する考え: 約 7 割の人が、やる気の喪失、精神的なストレスを感じています。
④痛みによる日常生活の中断:過去 6 ヵ月間で痛みのために休んだ日数は、仕事 9.8 日、学校 6.5 日、家事 17.9 日(1 日以上休んだ人における平均日数)。
⑤痛みは緩和されているか:慢性疼痛をもつ患者の多くは、満足いく程度に痛みが緩和されていない(痛みが満足いく程度に緩和されているかの問いに対し、「はい」との回答は 29%)。
⑥治療意向:約 7 割の人が「新しい治療があれば試してみたい」と考えています。
ムンディファーマ株式会社「痛み」に関する大規模調査 「Pain in Japan 2010」実施より
幹細胞治療の流れ
①初診
問診、診察、MRI画像診断で医師がi痛みの状態を詳細に確認し、治療について説明します。また感染症などの血液検査を行います。
②脂肪組織を採取
腹部もしくは大腿部に局所麻酔後、皮膚を約5mm程度切開し、少量の脂肪組織を採取します。細胞の培養に必要な採血も行います。所要時間は20分程度です。
②細胞培養
細胞培養加工室(CPC)で4-6週間かけて治療に必要な数まで幹細胞を増やします。
③j静脈内へ注入
治療に必要な数に増やした幹細胞を静脈内に点滴投与します。
残った細胞は凍結保管します。必要な時に取り出して、治療を繰り返すことが可能です。
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